新商品のご紹介;コードバン束入れ・通しマチタイプ

コードバンシリーズがリニューアルして登場 『第二弾;束入れ・通しマチタイプ』

 

ドレス仕立ての『束入れ(長束通しマチ小銭れなし)』のご紹介です。

こちらの束入れは小銭入れは配さず、札束が収納できる十分な幅を持つ通しマチタイプで、よりシンプルな設計でかつ上品に纏めました

ドレス(紳士物)仕立ての名にあるよう、ステッチは目立たせず、内装はヌメ革のコンビネーションを用いずに内装表面やカード段に至るまでコードバンにし、シックな印象にしております。



本体厚もコードバンの風合いを損わない程度に極力薄く、ケミカルな芯地や生地を一切使わずに芯材に至るまで革のみで構成された本体に合わせ、表面には薄く芯を入れ盛り上げふくよかな立体的な表情を見せています。
これによりコードバンの表面の色斑感や艶感がドレスタイプの名の通りより一層際立っています。

 

弊社の採用するコードバンは、顔料仕上げのため表面は染料仕上げに比べ格段に強く、コードバンの天敵である水シミや傷にも効果を発揮します。黒以外の色には絶妙なアンチック仕上げを施しており、僅かに伺える色ムラが表情豊かでありながらカジュアルすぎない印象になっております。

 

裏打ちに使用したシェブラニールキッド(山羊革)はライニング用に適しており、汚れが目立ちにくいカラーリングに加え、内側に折り曲げた際に起こる皺(シワ)が際立つシボに溜まって目立ちにくくなる利点があります。

表面や素材自体の強度がある反面、極度の表面屈曲には弱いコードバンの代わりに、僅かなマチ部分には、
本体のカラーと同系色の手染めによるクラシックなムラ感(アンティック仕上げ)が特徴的な『イタリアン・ミュージアムカーフ(牛革)』が採用されています。
3種の革から成り立つ素材は異なるものの、表面感や色の趣を揃えることにより調和の取れた一体感が生まれます。

・束入れ(長束通しマチ小銭入れなし)【1108-4-CDV】



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