世界中から選び抜かれた拘りの素材
世界中より集められ、丁寧に創られた吟醸革の中から、
大峽製鞄が誇る職人(裁断士)が革を選別していきます。
そこから裁断をする大きさに合わせさらに目利きを凝らし、採る(裁断)箇所を見つけていくのです。
大峽製鞄では「裁断」という工程をとても大切にしています。
一枚一枚、素材の感触を読み解き、商品の使われる状況に応じ、
目やタチ(性質)にあわせ裁断する。
抜き採るパーツに合わせ革のどの部分を採用するか、
そしてどのように「トラ」や「シワ」を美しく魅せ採用するかは、
裁断士にとっての経験や哲学に基づいた、もはや『デザイン』であると考えます。
また、「鞄」を裁断する職人、「革小物」を裁断する職人はそれぞれ一人ずつ、
複数人の手によって裁断することはありません。
それは、ひとつの哲学のもと裁断する向きや箇所などがデザインされたものに対し、
異なる考えが同じ製品の中に混ざることが決してないようにしています。
ある革は平たく寝かせ、また、ある革は表皮の仕上がりにより表捲きや裏捲きなど
束ね捲く向きを工夫しています。
渋革などは日除けをし、縦置きされたオイルを多く含んだ材料などは重みにより移動する油分を
定期的にひっくり返すなど保管方法をそれぞれ変えています。
素材の特性に合わせた保管方法、湿度や温度など徹底した管理のもと素材を取り扱っており、
一つの製品のなかで使われる外装内装などの異なる複数素材の相性など、
大峽製鞄の素材への探求は永遠に引き継がれていきます。
現存する最高品質による極上革をご堪能いただけます。