大峽製鞄のモノづくり

大峽製鞄には、鞄製造における約束ごとが有ります。

大峽製鞄は、1935 年( 昭和10 年) の創業以来、鞄作りに携わる事約90年
最高級素材の革だけを使用する「素材」へのこだわり
徹底した管理による「品質」への追求、手縫いをはじめとする
伝統ある「職人技」の継承を続けています。


大峽製鞄は、この徹底したクラフトマンシップを受け継ぎ、
日本製を貫き、手作りならではの美しい革製品を作り続けている
東京の老舗鞄メーカーです。

長年にわたり本物の鞄を探求し続け、変わらぬもの作り哲学のもと、
各種コンクールにおいて文部大臣賞連続7 回、通産大臣賞、東京都知事賞11 回、経済産業大臣賞等、数々の賞を受賞してまいりました。

ランドセルの手縫い技術は日本独特のもので、
丁寧な仕事と不断の鍛錬を要求されます。

学生鞄を起源とし、大峽製鞄のもの作りの原点は『ランドセル』にあり、
150 以上のパーツ300 以上もの工程を手作りでまとめ上げる作業は並大抵ではありません、
「良いものを大事に使えば永く持つ」との言葉を実践していただくべく、
日々努力を重ねています。


二本針手縫いやハンドメイドの技術を継承、発展させて
総手縫いアタッシェケース、ダレスバッグ、ビジネスバッグ、
財布、革小物などを製造しています。




大峽製鞄には、鞄製造における約束ごとが有ります。


1, 超一級の素材を使う

超一級の素材とは、使用する程味わいが深くなる素材のこと。

出来立てが一番良く見栄えのするもの、時間経過とともに品質劣化が進む素材では持つ人にとっての充足感は薄れていきます。

私たちの取り扱う革は、経年変化をゆっくりと愉しむことのできるもの、
変わらぬ美しい表情を永く残すものと、用途に応じて使う程に味わいが増し、愛着が湧いて行きます。


2, シンプルなデザインを採用する

シンプルなデザインとは厳選された必要な部分のみ取り付けて、出来る限り無駄を省いたスタイルのことを指します。

最も革味を尊重し、ハンドワークの良さを生かすには、おのずと行き着く型があります。

そして華美な装飾をせずとも製品としてのバランス、絶妙なプロポーションが取れており、それが当社の定番となっていきます。



3, 丁寧な仕事をする

丁寧な仕事とは、基本的にハンドワークと言う事です。

天然の革にはそれぞれ「目」があり、ともすれば、「目」に沿って曲がり、反り返り、目の間は伸び縮みします。

一枚一枚、性質の違う革の目を読み、曲がりに沿って鞄のシェイプを創るには、研ぎ澄まされた指先で調整できるハンドワークしか有りません。

職人の手仕事を大切にする訳はここにあります。