【読み物】ランドセルをお掃除して、気持ちよく新学期を迎えよう!


日頃よりオオバランドセルをご愛用・ご検討頂きありがとうございます。

 

夏休みも残すところあと1週間!という学校も多いと思いますが、みなさま、今年の夏は満喫できましたか?

毎日毎日こんなに暑いのに、もう夏休み終わり!?  という感じもしますが、そろそろ新学期の準備をしましょうか。


これまで夏休みの間、“放置” されていたランドセルに、簡単なお掃除をすることで、ランドセル自体もきれいに保つことができ、さらに 9月からの新学期を気持ちよく過ごせますよ!

 

■ 毎日でも行いたい!お手入れの基本

オオバランドセルは、コードバン、牛革、クラリーノ®と3種類の素材がありますが、これらの素材に関係なく、クリームなどを使った面倒なお手入れは必要ありません。

ただし、「から拭き」は、ぜひやっていただきたいことの1つ。シンプルな方法ですが、こうやってランドセルの隅々まで手をかけることが重要です。


1.ランドセルの中にたまったゴミを払いましょう。

ランドセルの中には消しゴムのかす や食べ物?のかすが潜んでいることが多々あるのでしっかり払出ましょう。取りづらいところは、使い古した歯ブラシなど使ってもOK。ただし、あまりゴシゴシすると革が傷付くので「優しく・ソフト」がポイントです。

 

 2.表面のホコリを払いましょう。

次にいよいよ乾拭きです。かぶせの目立つ部分はもちろん、ヘリ巻き部分の縫い目のところや、ショルダーベルトのつなぎ目部分など、ホコリがたまっていそうな箇所をチェックして払っていきましょう。
乾拭きに使う布はなんでも良いですが、柔らかいものがオススメ。小さくなってもう着ないTシャツなんか◎です。吸水力抜群のカピカピのタオルは、革にキズが付く可能性があるのでやめておきましょう。


3.乾燥

最後に、ランドセルを陰干しして乾燥させます。背中に汗をかいたり、雨の中通学したり、ランドセルの中身は何かと湿気がこもりやすいもの。そのまま放置すれば、最悪カビの原因になったり、革の劣化にもつながるので注意が必要です。直射日光の当たらない、風通しの良い涼しい場所に、フタを開けてしばらく置いておきましょう。

 

以上が基本のお手入れです。
基本的にはこれだけで十分なので、定期的に行って、6年間美しいランドセルを保ってくださいね!

 

■ 汚れが気になる場合は…


先程ご紹介したお手入れで十分ですが、「ちょっと汚れが気になる…」という方のために、お悩み別に対処方法をご紹介します。ただし、ムリは禁物です。

・文房具汚れ

【鉛筆】
消しゴムで軽くこする。強くこするのは革を痛めるのでNG。特に背面の白革はこすりすぎ厳禁です。

【ボールペン】
革製品用のクリーナーか、無色の革製品用栄養クリームを少量、線をなぞるように拭く。
※但しコードバンは艶が無くなる可能性があるので、使用できるクリームか、よく確認してください。その他の素材も広範囲に付けないようにする。

【水性ペン】
水拭き、または汚れが落ちにくい場合は中性洗剤を薄めて拭く。
※但し、コードバンは艶が無くなる可能性があるので中性洗剤は使用不可。

 

 以上も、汚れの付き具合によっては汚れが取れない場合もありますが、ムリに落とそうとするのは厳禁。また、油性ペンや墨汁の汚れは、自力で落とすのは難しく、余計に悪化させないためにも、カバンのクリーニングを行っている店舗に相談してみてください。

完璧に汚れを落とそうとせず、そんな汚れも思い出として持っておくのも意外に良いかもしれませんよ。



・食べ物

お弁当の汁がこぼれるなど、ランドセルの中に食べ物の汚れが付いた場合は、食器洗いなどの中性洗剤を薄め、柔らかい布につけて汚れを拭き取ります。

ニオイが気になる場合は、スプレー式ではなく炭などの置き型消臭剤などで対応します。

 

・汗染み

水拭き、または薄めた中性洗剤で汚れを拭き取ります。また、心配な方は予め汗取りパットの装着もオススメ。

 ランドセル専用背当て通気パッド ¥1,100

 

・雨でびしょ濡れ

もともと撥水加工を施してある素材のため、多少の雨なら問題無いですが、万が一濡れてしまった場合は、柔らかい乾いた布で水を吸い取るように押しながら拭き取ります。また、靴が雨で濡れた場合に、中に新聞紙を入れて水分を吸収することがありますが、新聞紙のインクが色移りする可能性があるため、あまりおすすめしません。

どしゃ降りの雨のときは、やはりランドセルの本体をすっぽり覆うレインカバーの装着をおすすめします。

ランドセル専用レインカバー ¥330

 

いかがですか?
基本のお手入れはそんなに時間もかからず手軽にできるものなので、新学期が始まる前に、ちょっと試してみてください。