【1141-3-BRD】ドキュメントケース 『ハンアブサー』(ロンドン・タン)

ブリティッシュ・ブライドルレザーを使用した錠前付き2wayクラッチバッグです。

薄マチでかさばらず軽やかなスタイルは、普段荷物をあまり持たない紳士に支持されています。

抱え式だけではなく、ハンドルを引き上げると手提げとして通常のビジネスバッグのようにも使用できます。

革本来の味わいを大切にし、この革の持ち味を生かすため、革そのままの厚みで製品化。裏地等はつけず、裏面は糊で表面を抑え平滑化させる仕上げをしています。
印象的な輝きを放つ錠前とのコンビネーションとともに、上質な素材を存分に堪能できるデザインに仕上げました。

「ブライドルレザー」は、牛革にたっぷりと何度もワックスを塗り込み、革の繊維を引き締めることで耐久性や堅牢性を高めた英国伝統の製法によるレザーです。

表面にはグリース（ワックス）が染み出た“ブルーム”と呼ばれる白い粉のようなものが存在しますが、使い込むほどにブルームは消え艶やかで上品な光沢が現れます。しかし、しばらくすると再びうっすらと浮かび上がってきます。
これを何度も繰り返し、あなただけの艶加減、グリース痕、ブラシ模様をつくり育てていくことも愉しみの一つです。
また、しっかりとワックスをしみこませているため、革に水分が浸透しづらい特徴も兼ね備えています。

お手入れは、革表面を一方向にブラッシングすることで、ブライドルレザー特有の“ヘアライン”を美しく保たせることができます。




【付属品】 キークロシェット（錠前用の鍵収納用）

【内装】
レザーパッチポケット

ピットなめしと呼ばれる昔ながらのタンニンによる時間と手間をかけたなめし、一枚ずつの染料仕上げ、更に革の表面にグリースを手で塗り込んで完成させました。ノーザンプトン皮革学校で革つくりの基本を学んだ若きマイスターが伝統的なキャリング製法を守り、グリースとオイルを手で革に浸透させる昔ながらの手法で作り上げるブライドルレザーの真髄と言えます。手仕事のため、製造数は限られ納期も不確実ですが入荷ありしだい展開している英国製革となります。