【1283-2-GMS】マイクロボストン『ハートナリー』(スカイ)

緩やかに上部に向かいテーパードがかかったシンプルなスクエアなデザイン、ジャーマンシュリンクの革味のよさを生かし、縫い目をバッグの内側に折り込んだ“内縫い”の縫製でパイピング仕上げにすることにより、柔らかくスクエアな輪郭を際立たせ、女性らしいフォルムに仕上がっております。

ハンドル持ち手部分は、丸手と呼ばれるタイプのデザインで、こちらのハンドルは芯材に至るまで革を使用、ヌメ紐を芯材代わりに忍ばせ仕上げており、経年により表革と心材が馴染みながら風化していきます。

また、手縫いで仕上げられたハンドルは、手カン(金具)と接合されているためハンドルが倒れる仕様になっており、荷物の出し入れの際にハンドルが手元を邪魔する心配がなくストレスを感じず荷物の出し入れ、ファスナーの開閉が可能です。

女性が手提げ、腕かけした際に収まりが良くなるよう持ち手の長さを調整してあるため持ち姿が美しく見えるようにデザインされています。

マチ幅を広く設計しているため、スマートフォンや文庫本、コスメポーチ、長財布など所謂、外出時に必要なモノは収納可能です。

内装素材；デニムの産地で知られる岡山県児島のメーカーに別注したオリジナルの杉綾織帆布を使用しています。

ファスナーポケット内、パッチポケット裏にはマイクロファイバーを使用しているためスマートフォンの画面などに傷がつきにくいように配慮されています。

伝統的な職人魂にささえられた手仕事で革を作り続けているタンナーの一押しのレザーになります。こちらのタンナーは歴史も古く、日本の江戸時代に当たる1864年に創業されています。 欧州の牧場で、丁寧に自然飼育されたカーフをこれ以上縮められないまでに『シュリンク（革を薬剤で縮める作業）』させたこちらの素材は、元来、フランスの高級皮革製品で知られる某メゾンブランド用に開発されたと言われ、同社の厳しいスペックをクリアする為、引き裂き強度や引っ張り強度、染色堅牢度などがすべてハイレベルに設定されています。「1ミリでもクオリティーは落としたくない、これが俺の哲学。したがって生産量は増やさない。」と同社の社長が言わしめるほどこの素材へのこだわりが伺えます。 強力な耐久性と、持ち味豊かな弾力性が共存しているシュリンクカーフレザーの風合い、粒だった子母（シボ）の高低差から生まれる、深みある奥ゆかしい色合いが特徴です。