弊社ベストセラー「細マチダレス」を、ブリティッシュ・ブライドルレザーで仕立てました。
以前、フランスのデザイナー用にスペシャル・オーダーでこしらえたブライドル・ダレスがテレビ放映され、お問い合わせを随分といただきましたが、その向きにも応えるべく貴重なブリティッシュ・ブライドルで作りました。
素材の持つ圧倒的な存在感は誰しも異論は無いと存じますが、超人気商品の細マチダレスバッグの使い勝手の良さとあいまり、最強のコンビネーションの、大峽製鞄を代表するビジネスバッグとなりました。
重要部分は手縫いで、ハンドワークの良さをお楽しみいただけます。
英国伝統のレザーを、日本人ならではの職人技で縫い上げました。
元々乗馬に使う馬具のために作られたこの革は、何度もワックスを塗り込み、耐久性を高めているのが特徴。
そのため、水が浸透しづらく、ラフに扱える丈夫な素材です。
表面に「ブルーム」というワックスが白く染み出た跡がありますが、これもブライドルレザーならではの特徴です。
使う程にブルームも馴染み、しっとりとした上品な光沢が生まれます。
口枠や錠前などの重厚なデザインはそのままに、マチが薄く、見た目の重厚さ程重くなく
気張らずに持ちやすい仕様となっております。
すべての工程が手作り故、良き素材がなかなか入手できず、今回は数量限定発売です。
ピットなめしと呼ばれる昔ながらのタンニンによる時間と手間をかけたなめし、一枚ずつの染料仕上げ、更に革の表面にグリースを手で塗り込んで完成させました。ノーザンプトン皮革学校で革つくりの基本を学んだ若きマイスターが伝統的なキャリング製法を守り、グリースとオイルを手で革に浸透させる昔ながらの手法で作り上げるブライドルレザーの真髄と言えます。手仕事のため、製造数は限られ納期も不確実ですが入荷ありしだい展開している英国製革となります。