クラシカルであり端正なフォルム。 重厚感のある、いわゆる「ダレスバッグ」の理想形ともいえる逸品が完成致しました。
本体素材にはベルギーが誇る“サドルプルアップ”を使用。
素材の持つスムース感、肌理が細かくなめらかで、手ざわりの良さなど、超一級革の必要条件を全て兼ね備えています。
元々馬具に使用されていたこの皮革は、堅牢性・耐久性に優れ、多めに染み込んだオイルにより柔軟性にも優れています。
ナチュラルな風合いを生かした皮革は、使い込むほどに味わいを増し、透明感のある光沢はさらに輝きを増していきます。
ヘビーデューティーに相応しく、厚く、しっかりした丈夫な素材は、製品づくりには大変な労力を要しますが、耐久性、堅牢性を誇り、さすがの仕上がりに。
また、革の切り口(コバ)にニスを塗って仕上げる作業を「みがき」と言います。
このダレスバッグは職人の「みがき」の技術が見た目の印象に大きく影響する繊細さを持つ、大峽製鞄を代表する鞄の1つです。
このカバンを手がけたのは、「みがき」仕事に関しては間違いなく日本一いや、世界一と言われている大峽製鞄至宝の職人。
彼の仕事は繊細で、作品はすべて優美な仕上がりをみせています。
エグゼクテイブにふさわしい極上の存在感を存分にお楽しみいただけます。
『MEN'S Precious』にて大峽製鞄のザ・ダレスの記事が掲載されました。
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サドル(saddle:鞍)の名の通り、元々乗馬に使う馬具(鞍)用の素材として用いられてきたことから堅牢性、耐久性に優れており、ヘビーデューティーな素材として人気があります。 一般的なタンニン鞣しの革に比べて油分を多く含んでいるのが特徴で、「プルアップ(pull-up)」とは、革を折り曲げた際に皮革内部の染料がオイル分と共に移動し皮革表面の濃淡が変化する現象のことです。当社が使用するのは、ベルギーの高級タンナーにより古典的な製法でじっくりと鞣された最上級のサドルレザーです。 透明感のある光沢は使い込むほどに味わい深く、さらに輝きを増していきます。薄化粧の革は呼吸しながら生き続け、キズも付き色も変化しながら持ち主と共に時を刻んで行きます。